↑上は汐ふみの様子。遠いので海に入っているところは見えませんでした。
下は大別れで提灯に灯が入ったところ
今回のお祭りは2日とも晴天に恵まれてまずまずでした。私は今年は時間が無くてずっとくっついて走ったりはしなかったのですが、汐ふみの前のお払いと汐ふみ、2日目の神社に集まるのと大別れを見てきました。
でもこの何年かだんだんに規制がきびしくなって来て、前から見ている者にとってはおもしろくなくなりました。観光客が増えたせいなのか、そういう決まりになったのかはわかりませんがやたらにお巡りさんだか警備の人だかが縄を張って「中に入るな」と言うしスピーカーではがなりたてるし。
前はみこしに付いている提灯を持った役員達がちゃんと先導して、ピピピピ??っと笛を吹いて危ない人がいればどかしていたのです。見物する人達もだいたいみこしの動きが読めていますからそんなに「危ない! 危ない!」と言わなくてもけが人なんてほとんど出なかったのです。
今年特にひどかったのが「大別れ」会場で、とにかく「危険ですから??」という放送が大ボリュームで5分に1回くらいテープレコーダーの用に繰り返すので、せっかくみこしが走り回っている歓声で気分が盛り上がっているのに,水を差されて台無しでした。
あれが続くようならもうハイライトになる「汐踏み」「大別れ」はパスしようかという気になってきます。
その代わりといってはなんですが、最近はお祭りの別の楽しみができました。大原ではお祭りの時には、みんな親戚や友人達を呼び集めてはごちそうを出すのです。急に訪ねていってもやはり歓待してくれます。ちょうどお正月にお年始に行くとどこの家でもごちそうを出すのと同じような感じですね。
それとは別に何軒かの家ではお祭りというと大盤振る舞いするところもあります。話によると1回のお祭りに3-40万円も使ってしまう家もあるそうです。それが楽しみでそのためにまた一年働く、ということでした。何年か前には大原の知り合いに網元の所へ連れて行ってもらいました。いかにも「網元」という感じでお刺身や伊勢エビが大きなお皿に山盛りになっていました。ああいう光景はなかなか見られないものですよ。
でも残念なことにこのところの原油高やなにやらで何軒かの網元が操業をやめてしまったという話も聞きました。寂しいことです。
日本画 祭りの絵いろいろ